福岡県介護福祉士会は、介護福祉士の資質の向上と相互の交流を通して、提供するサービスの向上や社会的評価の向上を目指しています。

新型コロナウイルスと福岡県介護福祉士会の活動
 

公益社団法人　福岡県介護福祉士会
会　長　　因　　利　恵

 

　新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

　介護サービス利用者の不安は如何かと気になります。

　状況が理解できない認知症の方々も、生活に障害が出ておられる方もおられるのでは。

　また、家族等の面会ができずに、不安になっておられる方なども出ていると思います。

　介護現場を支える職員は、今まで以上に細やかな対応を迫られていることと思います。
　
　ご自身の感染対策に加え利用者への対応等々で、ストレスはいかがなものかとお察しします。


　千葉の障害者施設や東京の病院等などではクラスター（集団感染）が起き、東京都知事や関東近県の知事がオーバーシュート（感染爆発）を訴え、不要不急の外出自粛を訴えておられます。

　安倍首相も３月２８日、新型コロナウイルスに関して記者会見を行い、ロックダウン（都市封鎖）になるぎりぎりの段階であると説明しておられます。

　同日２１時すぎ、福岡県知事も緊急記者会見で、陽性患者が急増しているとして、土曜日、日曜日の不要不急の外出を控えるように訴えておられました。


　専門職である介護・医療職が感染していくことに、このウイルスの強靭さと怖さを感じています。
　医療でいえば崩壊が近いと言われています。


　介護は以前より人材が不足しています。
　「現場にウイルスが入り込めばどうなるのだ」とただただ恐怖を感じています。
　介護崩壊です。施設が病院化しないといけない状況が出てくるでしょう。
 

　「介護福祉士会は現場を守りたい」と、祈るような思いで活動をしています。
　役員・事務局はしなければいけないことに対応する体制を整え、動ける準備を進めています。ご意見をお寄せください。

　いくつかの研修を突然中止し、受講予定者や講師の方々にご迷惑をおかけしました。
　お詫び申し上げます。
 

　このウイルスは飛沫感染・接触感染と言われています。
　介護福祉士会の研修や会議は密閉・密集・密接に配慮しマスクを使用して行っています。活動が停滞しないように思案しているところです。

　この状況が中期長期化した時の研修の在り方も検討していますし、事務局のテレワークも視野に入れています。

　福岡県介護福祉士会は介護職と共にありたいと願っています。
　私達の英知でこの難局を乗り切りましょう。

　マスクがなければ作ればいいのです、すぐ作れます。

　感染防止で頑張ろう！